ここ最近、美容医療技術によって加齢に伴う顔のしわやたるみの改善に対しての期待が高まっています。
このような社会的関心に対し、顔のしわやたるみの治療法として、ケミカルピーリング、マイクロダーマブレーション、フラクショナルレーザー、高周波など様々な治療法が提案されているが、理想的な治療法はまだ見つかっていないというのが現状でした。
そのような中、顔のしわやたるみの新しい治療法として、高密度焦点式超音波(HIFU)が着目されています。今回も、ほうれい線に対するハイフ(HIFU)の効果性について、HIFUに関する学術論文をもとに探っていければと思います!

HIFUの効果に関する論文
High-Intensity Focused Ultrasound for the Treatment of Wrinkles and Skin Laxity in Seven Different Facial Areas
Annals of Dermatology 2015; 27(6): 688-693.
アジア人の顔の7つの箇所のしわと弛みに対するHIFU治療の臨床効果と患者の満足度を評価した内容です。
対象:顔のしわと緩みのある37歳から75歳(平均52.3±13.9歳)の20人(女性18名、男性2名)の韓国人
評価時期:HIFU治療前、治療後3ヶ月、6ヶ月
照射機器:ウルセラ
照射部位:鼻と目を除く顔全体
照射条件:4MHz,焦点深度4.5mm,7MHz,焦点深度3.0mmのプローブを使用。7.5MHz、焦点深度3.0mmと4.5mmでエネルギーを供給するハンドピースを使用。各プローブは1cm間隔のリニアアレイでパルスを照射。顔の大きさに応じて、400から500ショットを照射。
評価方法:2名の臨床医が、顔面の7つの箇所(眼窩上、頬骨、眼窩下、頬、耳前、顎のラインに分け、鼻と眼窩周囲を除いた領域)に対して、顔のしわと皮膚のたるみの重症度を、0:なし、1:軽度、2:軽度・中等度、3:中等度、4:重度の尺度で写真の比較評価
結果:
各部位におけるHIFUの効果に対して、医師の評価で効果が高いと評価された部位は、顎のライン、頬、口腔周囲部の順となりました。
ハイフ(HIFU)に効果があるのか
チャンピオンデータだとしても、図のデータがHIFUのみの結果であるのであれば、ユーザーが求めている効果はあるのではないかというのが主観的な感想でした。
A:HIFU治療前の写真
B:HIFU治療後3ヶ月の写真
C:HIFU治療後6ヶ月の写真
考察の記載を見るにバイアスのかかった論理の飛躍のある効果性についての記述もなく、「コストの問題から少数の患者で本研究を実施していること」や「本研究には対照群を含んでいないこと(ハイフを治療していない人との比較を行なっていないこと)」などもしっかり記載しており、信頼できる考察でした。
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